広報白河 2014.2.1(H26) 広報白河 2014.2.1(H26) 8 9
市内で出荷される農産物は、事前に市の食品検査室や各農業協同組合で放射性物質の簡易検査を行い、安 全性を確認しています。
今月号では、世界と比較した放射性物質の基準値と、農産物の検査の流れについて紹介します。
市では、平成23年11月から現在までに、出荷用農産物約5,400検体の検査を行ってきましたが、農産物 (田や畑などで栽培管理されているもの)からは、基準値を超える検体は1件も検出されませんでした。 なお、簡易検査において基準値の半分である50ベクレル/㎏を超えた場合は、より精度の高いゲルマニウ ム検出器で詳細な検査を行う仕組みになっています。
このほかにも、県が季節ごとの主要農産物を中心にモニタリング検査を行い、定期的に安全性を確認する など、各機関が連携しチェックを重ねることで、県産農産物の安全が保たれています。
原発事故直後は、地元農産物の安全が消費者に認識されず、非常に苦しい時期もありま したが、現在は万全な検査体制により、安全が確保されています。
私たち生産者も、安全・安心はもとより、栽培管理にも工夫をこらし、ニーズに合わせ た品目・品種を選定するなど、以前よりもこだわりを持った農産物の栽培に努めています。 また、生産者自らが店頭に立ち、新鮮さや安全性の説明を直接行うことで、皆さんにお いしく食べていただけるよう、対面販売の取り組みも行っています。
現在、県内では「食育」の取り組みが停滞していますが、将来的には、子どもたちが農 産物への理解を深め、安心して食べていただけるような環境をつくりたいと考えています。 新鮮で安心な地元の農産物を、市民の皆さんにぜひ味わって欲しいです。
日本の基準値は、消費者の健康や安全に配慮して厳しく設定
一般食品の基準値は、影響を最も大きく受ける食べ盛りの男性(13 ∼18歳)の食生活データなどに基 づいて定められています。
もし、乳幼児が、基準値の放射性物質を含む食品を食べ続けたとしても、摂取量が少ないことなどから、 年間に受ける線量は大人の半分以下となります。
一般食品を子どもが食べても安全ですが、より一層の配慮として、「乳児用食品」や子どもが飲むことが 多い「牛乳」は、さらに厳しい基準値が設定されています。
上表のとおり、世界的に見ても厚生労働省が定める「一般食品」の基準値100ベクレル/㎏は、消費者 の健康や安全に配慮して設定された「厳しい基準値」であることが分かります。
安全で安心なものを出荷しています
◎連続掲載 未来へのたすき
放射性物質の基準値と検査
◎
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未来へのたすき
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新鮮で安心な地元農産物を味わってください
■放射性物質検査の流れ
日 本 (食品の国際基準を作る機関)コーデックス委員会 (欧州連合)E U アメリカ
基準値 (放射性セシウム)
飲料水 10 牛乳 50 一般食品 100 乳児用食品 50
乳児用以外の食品 1,000 乳児用食品 1,000
飲料水 1,000 乳製品 1,000 その他の食品 1,250 乳児用食品 400
1,200
設定の考え方
被ばく限度は年間 1ミリシーベルト まで
被ばく限度は年間 1ミリシーベルト まで
被ばく限度は年間 1ミリシーベルト まで
被ばく限度は年間 5ミリシーベルト まで
一般食品50%、牛 乳・乳製品と乳児 用食品は100%が 汚染されていると 仮定
食品中の10%まで が汚染エリアと仮 定
食品中の10%が汚 染されていると仮 定
食品中の30%が汚 染されていると仮 定
■世界と比較した食品中に含まれる放射性物質の基準値
(単位:ベクレル/㎏)※ふくしまの恵み安全対策協議会ホームページより引用
しらかわ農業未来塾 会長 近こ ん ど う藤友と も の り典さん (西三坂山)
①検査受付 ②検査のための準備
(下処理) ③放射性物質簡易検査
④検査結果の報告
本庁舎農政課☎ 1111 内2225
詳細検査
(ゲルマニウム検出器)
検査結果が50ベクレル/㎏ を超えた場合
検査結果が
100ベクレル/
㎏ を下回った場合
検査結果が100ベクレル/㎏ を超えた場合は出荷自粛
⑤市場等に出荷、店頭へ 生産者の声!